今日は、2019年9月のアマゾンカート取得ロジックについて書いてみようと思います。
9月に入ってから、アマゾンのカート取得アルゴリズムが変更になって、カートが取れなくなった商品が多くなったかと思います。
ライバルセラーにカートを取られてしまうのと違って、誰もカートが取れていない状態です。
この影響で売上が落ちているセラーが多いようです。
これは価格が他サイトと比較して高いのが原因だと思われます。
セラーセントラルの価格タブにある「価格設定の健全性」を見てください。
ここには「価格設定の健全性に関する問題」が表示されています。
具体的には、下記のように書かれています。
「現在、商品詳細ページでおすすめ商品として掲載される資格がありません、おすすめ商品として掲載される資格を回復するためには、出品商品の合計価格(出品価格+配送料)が競争力のある価格以下である必要があります。」
分かりずらい単語があるので、ちょっと解説しますね。
「おすすめ商品」というのは、アマゾンでカートを取得できる商品ということです。
「競争力のある価格」は、他社の小売りサイトの最低価格のことです。
他社の小売りサイトがどのショップかは明示されていませんが、ネットで検索すれば、なんとなく分かると思います。
アマゾンのクローラーが他のネットショップを巡回しているのでしょうね。
要するに競争力のある価格以下にすれば、カート取得の資格が得られるわけですが、他の販売サイトよりも、高く売って利益を得ることが難しくなる仕組みです。
以前は、出品者は他サイトで商品を販売する場合、アマゾンでの販売価格が最安値になるように規約で縛っていました。
それができなくなったので、カート取得ロジックの変更によって、アマゾンでの販売価格を下げさせようということでしょう。
カート取得させなければ、売れづらくなるので、出品者は価格を下げるということですね。
これでは、実質的に価格を下げさせることを強要しているようなものです。
消費者目線から見ても、出品者一覧をクリックしてからでないと購入できないようであれば、使いづらいネットショップでしかないと思います。
最近は、アマゾンの評判悪いですから、ますます悪くなるでしょう。
アマゾン自身の売上も下がると思うのですが、まったくアマゾンの横暴には困ったものですね。今後のカート取得システム改善を期待するしかないようです。
以上、2019年9月のAmazonカート取得アルゴリズムについて書いてみました。